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2015-06-18

森かえる、基地づくり開始。

森かえる、基地づくり開始。

三笠の森でクマさんに出逢ってから2週間ほどが過ぎて、いよいよ「森かえる」の最初の一歩を踏み出すことが出来た。


ぼくの住んでいる三笠市の隣町、美唄市に後木(うしろぎ)くん、通称「ウッシー」が住んでる。
ウッシーは、2007年に屈斜路湖畔の和琴半島キャンプ場で9日間の「伝説の」アースデイ北海道 in 屈斜路湖を一緒に過ごした仲間。


三笠市にある、古民家の材などを大事に扱う武部建設を3月末に退社、いまは棟梁として独立、札幌や美唄界隈でリフォームなどの仕事を手掛けてる。


そんな「ウッシー棟梁」と話し合って、6月の13日スタートで、ワークショップ形式で、先ずは直径3.6mのドームテントの基礎づくりをやろう!ということになった。そんな話をしたのが確か、5月のゴールデンウィークが過ぎた頃。


そんな訳で、初めての大工仕事に向けての準備開始。


先ずは基礎と床板で使う木材の調達。


三笠市にある堀川林業さんから、トドマツの材を購入することに。
切り出す材のサイズ、本数を決めて、原木を切り出す現場に同行。
堀川林業さんは、70年代位の年季の入った機械を大事に使ってる。


木造の、思いっきり昭和な感じの建屋内に鎮座するドデカイ機械を上手に操作する正木工場長。
丸太があっとう間にスライスされて、ホームセンターで見るような木材に変わっていく。
こういう、切り出しの現場見学からスタートするワークショップも是非やってみたい。と思った。


丸太の一番端っこの「端材」部分は、製紙用に細かくしちゃう。とのことだったので、その部分も購入することにした。チリのパタゴニアでは、壁材で使ってたりする部分。今後、何かに使えそう。


で、切り出した木材は、自然乾燥したいところだけど、ワークショップに間に合わせる為に、強制乾燥することに。


後日、改めて堀川林業に行くと、木材は丁寧に乾燥室に積まれていた。
蒸気を使った低~中温乾燥ということで、1週間位かけて、40度~70度位の温度で乾燥するとのこと。


仕上がりが楽しみだ。切り出したばかりのトドマツは、結構白っぽいけど、乾燥後はちょっと色味がつくらしい。


因みに、カラマツを乾燥させる時は、高温で先ず、ヤニを飛ばす必要があるらしく、樹種によって乾燥の仕方も違うことを知る。


ということで、床材に使うトドマツちゃんは、近日中に完成予定。


で、基礎部分はカラマツの丸太を使うつもり(これが結構安い)だったんだけど、「森かえる」の現場は車が入らず、丸太を運ぶ苦労などを考えて、ここは単管を使うことに。あの、工事現場で良くみるやつ。という位の薄い認識。


単管の素材は、今調べて初めて分かったけど、炭素鋼、鋼(ハガネ)だ。


今回建てる直径3.6mのKENGOMAドームの産みの親、阿蘇のケンゴさんのドームの基礎も単管だ。


で、ここで登場するのが、三笠市の消防団、我らが唐松分団のパイセン、高杉さん。
高杉さんはぼくより若いけど、消防団では先輩となる人。


高杉さんは単管で倉庫を自作してて、その倉庫に遊びに行ったタイミングで、ドームテント基礎の設計図を作ってくれた。
おおよそ、4mX5mの長方形の基礎を単管でつくるアイディアが浮上。うん、これなら行けそう。


話はトントン拍子に進み、高杉さんの知り合いの会社が、単管を安くで売ってくれることに。早速、高杉さんが同行してくれて、その会社を訪ねると、ちょうど欲しかった5mと4mの単管が。高杉さんの4トントラックに乗せて、森かえるの現場まで運搬終了。高杉パイセン、頼りになるっす。


ということで、(相変わらずギリギリに)準備は整った。


そして迎えた6月13日。当初予定してたワークショップは延期して、とりあえず、ウッシー棟梁と僕の二人で、作業を開始することにした。


単管パイプは、コンクリ基礎に乗せるのが理想だけど、直接地面に打ち込むことにした。


「簡易である」ことは大事だなと思う訳です。


前日、ホームセンターで買った「大ハンマー」が大活躍。
単管パイプを打ち込みまくる。


いやー、なんか、これって、「男の仕事」って感じだね~。


おや、すると、短い単管が足りなくなってきた。
これは長い単管を切るしかない。


ここで、ウッシー棟梁の電動カッターが登場。我が家から持ってきた鉛バッテリーに1500wインバーターを繋ぐと、電動カッターがバッチリ作動。よしよし。


ここからは更に男らしく、火花バチバチな感じで、単管を切っていく。


金属独特の臭い香りが漂う中、「うーん、これって悪くない」と一人悦に入る。
人生初の金属切断作業。


ウッシー棟梁との息も合い始め、夕方までには、先ずは柱部分の単管打ち込みが終了。


次回は、7月4日の土曜日に、今度はワークショップ形式で、4mx5mの単管+木材基礎づくりの続きをすることに決めて、ウッシー棟梁と握手を交わす。


ウッシー棟梁、これから宜しくお願い致します!


これから一人で出来る部分はコツコツと進めながら、次のキーデート、7月4日を目指すぞっと。


さてさて、そんな訳で、北海道三笠市での「森かえる」がスタートした訳だけど、


何故、「森かえる」なのか。


ここは長くならず、要点をズバッと書いてみます。


万が一、天変地異が起きたりして、今住んでいる便利な街から「離れなければならなくなった」として。


森には命の水があって、燃料(薪)があって、食べ物(山菜、果樹、その氣になれば、動物も)もある。
ということで、森に避難しよう。となったとして、じゃ、どこに住む?となる訳だけど、


単管パイプで基礎を作って、その上にドームテントを建てれば、意外と住み心地良いね。
ソーラーパネルで電氣創りながら、電動工具を使えば、意外に森の中でも色々と作業出来るね。


ということを、秘密基地づくりの感覚で、楽しく体験しておけば、「万が一」の時にも、あたふたしなくて済むかなと。


特に311以降は、そんなことを考えちゃう訳です。


僕は311が起こって、家族四人で、きっと日本中の誰よりも遠く、地球の裏側の南米はチリ、パタゴニアまで一時退避した。


一時退避のつもりが、パタゴニアの大自然と、その大自然をオーガニックに切り開きながら新しい生き方を提案するポールと木乃実さん夫婦の姿、そして、パタゴニアの、特にカウボーイ達の逞しい生き様に魅かれて、2年間を過ごした。


パタゴニアの暮らしは、手に入らないものが殆どで、でも、そこにあるもので工夫を凝らして生きる楽しみがあった。


欲しいものはワンクリックすれば数日内には家に届けてくれる便利な世界に帰ってきて、今までの人生経験を活かした、自分なりのアウトプットを実現させたくて、それが、これから三笠市の森で始める「森かえる」なのだ。


と、要点、ズバッと書けたかな。


ま、ま、これからコツコツと作業を進めながら、また、思いつくまま、色々書いてみることにします。


因みに、あの森に帰ってみると、クマが座っていただろう跡が地面のあちこちに。
クマの存在を身近に感じながら、緊張感持って、森に帰ってみる次第、でございます。










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