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2015-06-23

7月4日だよ。三笠の森に全員集合〜

7月4日だよ。三笠の森に全員集合〜

7月4日 森かえるワークショップ第一弾


三笠の森の秘密基地、ドームテントの家づくりワークショップ001


人類と森の共生プロジェクト、「森かえる」


古来、人間は森と共に暮らしてきた。


快適な住宅、便利な電機機器に囲まれた現代の暮らしの中で、古来の住処、森に帰って、今の暮らしを見つめ直す場を創りたい。


「森かえる」プロジェクトの第一弾は、三笠の森に、皆が集える「基地」として、先ずは直径3.6mのドームテントを設置することにしました。


今回のワークショップは、ドームテントを設置する為のプラットフォームづくりです。


単管と、トドマツの無垢材を駆使して、幅4m、長さ5mの長方形のプラットフォームを作ります。その上に、ドームテントを設置すれば、常設の基地が完成です。


この基地づくりのコンセプトは、「簡易で快適であること」です。


「家づくり」は誰にとってもあこがれだと思いますが、ハードルも高いですよね。


今回は、「家づくりには憧れるけど、DIY経験は殆ど無し」みたいな方達、大歓迎のワークショップです。


何を隠そう、僕自身、DIY経験、ほぼ皆無でございます。


でも、ご安心下さい。頼れる男、「うっしー棟梁」が一緒です。


美唄在住のうっしー棟梁は、今年の3月まで三笠の武部建設さん勤務後、独り立ちしました。


今回は、うっしー棟梁の指導の元、皆で楽しく「簡易なプラットフォームづくり」の智慧を学びます。






日時:
7月4日(土)
午前9時半、三笠市役所駐車場


スケジュール


午前10時~12時 単管基礎設置
昼食後
午後1時~午後3時 床板(トドマツ材)設置
午後3時過ぎ、適宜解散
*今回は、土台づくりなので、写真にあるドームテントの設置は、次の機会となります。ご了承くださいませ。


費用:千円+自由料金


持ち物:お昼のお弁当、(持っている方は)大工道具(のこぎり、トンカチなど。名前を書いておいて頂けると助かります。) 


申し込み方法:
seedman333@gmail.com   森かえるプロジェクト 代表 中渓(ナカタニ)宛にメールか、080-8120-6308(ナカタニ携帯)にお電話ください。


定員:10名
うっしー大工
後木一哉 (うしろぎ かずや)
1975年黒松内生まれの札幌育ち。環境活動、有機農業研修と販売、脱原発活動などをして来て、31歳から大工仕事を始め、現在はリフォーム・営繕などをしています。





主催:「森かえる」主宰  中渓 宏一


◆中渓宏一
丸の内での商社マン勤務を6年間した後、日本初のe-learningベンチャーに転職。その3ヶ月後に世界放浪の旅に。1年のつもりが4年続いた世界放浪の途上、南アフリカで環境平和活動家のポール•コールマン氏(通称アースウォーカー)に出逢い、人生が変わる。1年間、アフリカ大陸を共に歩き、木を植えて、帰国後は自身でも日本列島を二回徒歩で縦断、木を植える。その後、南米のパタゴニアの森で二年間暮らした経験などを基に、21世紀型森暮らしのプロジェクト「森かえる」をスタート。北海道三笠市在住。ミカサスカサ合同会社代表。鎌倉出身。海、水辺、温泉、日本酒、湧き水が好き。




 


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2015-06-18

森かえる、基地づくり開始。

森かえる、基地づくり開始。

三笠の森でクマさんに出逢ってから2週間ほどが過ぎて、いよいよ「森かえる」の最初の一歩を踏み出すことが出来た。


ぼくの住んでいる三笠市の隣町、美唄市に後木(うしろぎ)くん、通称「ウッシー」が住んでる。
ウッシーは、2007年に屈斜路湖畔の和琴半島キャンプ場で9日間の「伝説の」アースデイ北海道 in 屈斜路湖を一緒に過ごした仲間。


三笠市にある、古民家の材などを大事に扱う武部建設を3月末に退社、いまは棟梁として独立、札幌や美唄界隈でリフォームなどの仕事を手掛けてる。


そんな「ウッシー棟梁」と話し合って、6月の13日スタートで、ワークショップ形式で、先ずは直径3.6mのドームテントの基礎づくりをやろう!ということになった。そんな話をしたのが確か、5月のゴールデンウィークが過ぎた頃。


そんな訳で、初めての大工仕事に向けての準備開始。


先ずは基礎と床板で使う木材の調達。


三笠市にある堀川林業さんから、トドマツの材を購入することに。
切り出す材のサイズ、本数を決めて、原木を切り出す現場に同行。
堀川林業さんは、70年代位の年季の入った機械を大事に使ってる。


木造の、思いっきり昭和な感じの建屋内に鎮座するドデカイ機械を上手に操作する正木工場長。
丸太があっとう間にスライスされて、ホームセンターで見るような木材に変わっていく。
こういう、切り出しの現場見学からスタートするワークショップも是非やってみたい。と思った。


丸太の一番端っこの「端材」部分は、製紙用に細かくしちゃう。とのことだったので、その部分も購入することにした。チリのパタゴニアでは、壁材で使ってたりする部分。今後、何かに使えそう。


で、切り出した木材は、自然乾燥したいところだけど、ワークショップに間に合わせる為に、強制乾燥することに。


後日、改めて堀川林業に行くと、木材は丁寧に乾燥室に積まれていた。
蒸気を使った低~中温乾燥ということで、1週間位かけて、40度~70度位の温度で乾燥するとのこと。


仕上がりが楽しみだ。切り出したばかりのトドマツは、結構白っぽいけど、乾燥後はちょっと色味がつくらしい。


因みに、カラマツを乾燥させる時は、高温で先ず、ヤニを飛ばす必要があるらしく、樹種によって乾燥の仕方も違うことを知る。


ということで、床材に使うトドマツちゃんは、近日中に完成予定。


で、基礎部分はカラマツの丸太を使うつもり(これが結構安い)だったんだけど、「森かえる」の現場は車が入らず、丸太を運ぶ苦労などを考えて、ここは単管を使うことに。あの、工事現場で良くみるやつ。という位の薄い認識。


単管の素材は、今調べて初めて分かったけど、炭素鋼、鋼(ハガネ)だ。


今回建てる直径3.6mのKENGOMAドームの産みの親、阿蘇のケンゴさんのドームの基礎も単管だ。


で、ここで登場するのが、三笠市の消防団、我らが唐松分団のパイセン、高杉さん。
高杉さんはぼくより若いけど、消防団では先輩となる人。


高杉さんは単管で倉庫を自作してて、その倉庫に遊びに行ったタイミングで、ドームテント基礎の設計図を作ってくれた。
おおよそ、4mX5mの長方形の基礎を単管でつくるアイディアが浮上。うん、これなら行けそう。


話はトントン拍子に進み、高杉さんの知り合いの会社が、単管を安くで売ってくれることに。早速、高杉さんが同行してくれて、その会社を訪ねると、ちょうど欲しかった5mと4mの単管が。高杉さんの4トントラックに乗せて、森かえるの現場まで運搬終了。高杉パイセン、頼りになるっす。


ということで、(相変わらずギリギリに)準備は整った。


そして迎えた6月13日。当初予定してたワークショップは延期して、とりあえず、ウッシー棟梁と僕の二人で、作業を開始することにした。


単管パイプは、コンクリ基礎に乗せるのが理想だけど、直接地面に打ち込むことにした。


「簡易である」ことは大事だなと思う訳です。


前日、ホームセンターで買った「大ハンマー」が大活躍。
単管パイプを打ち込みまくる。


いやー、なんか、これって、「男の仕事」って感じだね~。


おや、すると、短い単管が足りなくなってきた。
これは長い単管を切るしかない。


ここで、ウッシー棟梁の電動カッターが登場。我が家から持ってきた鉛バッテリーに1500wインバーターを繋ぐと、電動カッターがバッチリ作動。よしよし。


ここからは更に男らしく、火花バチバチな感じで、単管を切っていく。


金属独特の臭い香りが漂う中、「うーん、これって悪くない」と一人悦に入る。
人生初の金属切断作業。


ウッシー棟梁との息も合い始め、夕方までには、先ずは柱部分の単管打ち込みが終了。


次回は、7月4日の土曜日に、今度はワークショップ形式で、4mx5mの単管+木材基礎づくりの続きをすることに決めて、ウッシー棟梁と握手を交わす。


ウッシー棟梁、これから宜しくお願い致します!


これから一人で出来る部分はコツコツと進めながら、次のキーデート、7月4日を目指すぞっと。


さてさて、そんな訳で、北海道三笠市での「森かえる」がスタートした訳だけど、


何故、「森かえる」なのか。


ここは長くならず、要点をズバッと書いてみます。


万が一、天変地異が起きたりして、今住んでいる便利な街から「離れなければならなくなった」として。


森には命の水があって、燃料(薪)があって、食べ物(山菜、果樹、その氣になれば、動物も)もある。
ということで、森に避難しよう。となったとして、じゃ、どこに住む?となる訳だけど、


単管パイプで基礎を作って、その上にドームテントを建てれば、意外と住み心地良いね。
ソーラーパネルで電氣創りながら、電動工具を使えば、意外に森の中でも色々と作業出来るね。


ということを、秘密基地づくりの感覚で、楽しく体験しておけば、「万が一」の時にも、あたふたしなくて済むかなと。


特に311以降は、そんなことを考えちゃう訳です。


僕は311が起こって、家族四人で、きっと日本中の誰よりも遠く、地球の裏側の南米はチリ、パタゴニアまで一時退避した。


一時退避のつもりが、パタゴニアの大自然と、その大自然をオーガニックに切り開きながら新しい生き方を提案するポールと木乃実さん夫婦の姿、そして、パタゴニアの、特にカウボーイ達の逞しい生き様に魅かれて、2年間を過ごした。


パタゴニアの暮らしは、手に入らないものが殆どで、でも、そこにあるもので工夫を凝らして生きる楽しみがあった。


欲しいものはワンクリックすれば数日内には家に届けてくれる便利な世界に帰ってきて、今までの人生経験を活かした、自分なりのアウトプットを実現させたくて、それが、これから三笠市の森で始める「森かえる」なのだ。


と、要点、ズバッと書けたかな。


ま、ま、これからコツコツと作業を進めながら、また、思いつくまま、色々書いてみることにします。


因みに、あの森に帰ってみると、クマが座っていただろう跡が地面のあちこちに。
クマの存在を身近に感じながら、緊張感持って、森に帰ってみる次第、でございます。










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2015-06-05

ある日、森の中、くまさんに出逢った。

ある日、森の中、くまさんに出逢った。

立ち姿、デカイのなんの。圧倒的な迫力だった。

北海道に移住したのが、2007年秋。

途中、2年の南米チリでの暮らしを経て、三笠市に来たのが昨年の春。

北海道ってこんなとこかな。と、日々の生活から徐々に体に染み込んでくる感覚もあるけど、

あの瞬間、全身で感じた北海道は、想像を超える巨大な獣が暮らす、野生の大地だった。

ヒグマちゃんです。

剥製ではその立ち姿は見たことあったけど、実際に、30m先、自分と目が合う形で、ヒグマが立っていた。

夕方の西日を浴びて、体毛が黄金色だった。

未知との遭遇。

直感的に、この生き物には絶対的に敵わない。って感覚と、「この距離なら逃げられる」という感覚が同時に起こって、次の瞬間には背を向けて森を駆け下りていた。

一応の知識として、ヒグマに逢ったら背を向けて逃げちゃダメ。「背を向けて逃げるものは追いかける」習性がクマにはあるから。という実験映像を見て知っていたけど、あの瞬間、そんな知識は吹っ飛んでて、本能のままに走り出してた。

5m程走って、アチラが追いかけてこないことが分かり、ちょっと冷静に。そうだ。背をむけちゃいけなんだった。

で、やや落ち着きながら、でも小走りに森を後にする。

恐怖心が消えると、「やった!野生のクマに逢えた!」という嬉しい、ちょっと誇らしげな気持ちがこみ上げてくる。

星野道夫さんが、東京で電車に乗りながら、「この瞬間にもクマは、アラスカの大地を歩いている。」みたいなことを書いていたのを読んだけど、気分は既に道夫ちゃんで、「ふんふん、そういうことか。彼らはいつも、ぼくたちと同じ大地に住んで、呼吸して、山の幸を食べて、一家団欒、楽しく暮らしてるんだ。」ってことが、感覚で理解出来る。

ぼくが出逢ったのは、ヒグマの家族だった(に違いない)。

北海道三笠市「森かえる」の森。

これからドームテントを常設する前に一度、簡易テントで森に泊まってみよう。と、夕方、楽しい焚き火用に、薪を拾いに森に入った。

手をパンパンと叩いて、森に入った。生き物の気配無し。と思っていたけど、その時すでに、ヒグマのファミリーは、同じ丘の向こう斜面でくつろいでいたはず。

しばらく倒木を集めた後、集め始めるとどんどん持ってきたくなるもんで、丘のてっぺんに薪を探しに行くことに。

もうこちらも安心していて、まさかクマなんていないでしょ。と思ってた。

「ま、でも、万が一ってこともあるからね。」

と、丘のてっぺんを目指しつつ、手を一回、「パン!」と叩いた瞬間、

「ドドドドドドドドーーッ!!!!」

と、今まで聞いたことない、デカイ生き物の群れが反対側の丘を駆け下りる音が。

『え?! デカイ鹿の群れ? であって欲しい。クマ?いや、嘘でしょ。ないない。」

ドキドキしながら、丘の向こうを覗いてみる。

丘の向こう側には、自分と同じように、こちらを覗いているデッカいヒグマの姿。

その間、僅かに3秒程。

その映像を、ここ数日間、何度も頭の中で見返している。

もうあそこでドームテントなんて、無理かな。と帰り道に思った。

相談すると、嫁さんが、こんなサイトを教えてくれた。

「北海道野生動物研究所」

http://www.yasei.com/index.html

所長と電話で話す。

所長はこれから、知床にヒグマに逢いに行くそうだ。声が弾んでいて、「ヒグマ大好き」振りが思いっきり伝わってきた。

所長曰く

・30mは、クマが許容出来る距離。(それ以上近づいた距離での遭遇は危険な時も)

・ホイッスルと鉈(なた)を持って森に入る。

・クマをこちらが先に見つけた時は、「ホッホッホッホッ」と優しく声をかけてあげると大丈夫。

・たまに向かってくるクマもいるけど、その時は、「コラーーット!」と叱ると大丈夫。

所長は毎年、知床にヒグマに逢いに行くと、お母さんクマは、自分の子供を見せにくるそうな。

そんなこと聞いちゃうと、俄然、親近感。

で、クマは無茶、記憶力が良くて、一度見た人は絶対忘れないって。

ということは、あの、お母さんか、お父さんクマは、ぼくのことを覚えているはず。

「森かえる」。

緊張感を持って、またあの森に帰ってみようと思います。

さてさて、もうあれから2ヶ月が経ちますが、

3月末には、三笠の森で、記念すべき第一回、「森かえるキャンプ」を、日帰りですが、三笠の皆さんと一緒に開催することが出来ました。

究極のエコハウス、「エクセルギーハウス」の建築家である黒岩さん、札幌のマンションで、電気代月200円!を楽しく、創造力一杯に実践するオフグリッド女史、はらみづほさん、森の「おじじ」こと、堀川林業の高篠社長始め、三笠の皆々さまのおかげで、最高の二日間となりました。

はらみづほさんが創ってくれた映像がこちらです。

そして、北海道新聞の空知版にて、記事にしてくれたのがこちら。

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ヒグマに逢っても、ケロッとイキイキ!

「森かえる」。

いよいよ夏本番に向けて、動き出しますよーっと。

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