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2012-12-05

町サ来てるべー


僕たちが住んでいるラフンタ集落から250キロ程南にあるコヤイケという町に来ている。
ラフンタから一番近い、銀行や信号のある町だ。

ラフンタからバスに揺られて5時間ちょっと。

朝6時にラフンタを出て、お昼前にコヤイケに着く。

その道の殆どは砂利道で、峠を何個も越える。小さな氷河が見えたり、湖やフィヨルドの海岸が見えたり、滝が見えたり、春真っ盛りの今は、ルピナスという紫の、形的には巨大なツクシみたいな花が道の両脇に咲き乱れているのが見えたりと、窓の外の景色を観てると楽しい。

今回のバスにはイスラエルの若者が大勢乗っていて、床もほぼ一杯。インド旅行を思い出した。

ヘブライ語の独特の響きが耳に心地よい。アラプ語と似てるんだろうな。聞いてると砂漠のイメージがしてくる。

それにしても、コヤイケに着いてみたらイスラエルの若者バックパッカーが沢山居て驚いた。どうも彼等の間でパタゴニアブームが来てるらしい。

今回コヤイケに来たのはビザ申請の為。

永住ビザ取得に向けた第一歩。

日本から取り寄せた戸籍謄本をサンチャゴの大使館で翻訳して、チリの省庁に持っていって承認してもらって。とか、スペイン語でここでどうやって生きて行くかの説明を書いたりと、やることがてんこ盛りで、こういう書類づくり等には無縁の生活を暫く送っていると、なかなかモードが切り替わらなくて、気がつけば日本から送ってもらった戸籍謄本が期限切れ間近だったり(大使館が翻訳作業を受け付けてくれるのは発行から半年間)、相変わらずのギリギリぶりだけど、周りの皆の協力のお陰で、なんとか体裁が整って来た。

サンチャゴでの書類作業は、日本人の旅行代理店の方が代行作業をしてくださることになった。

肝心のスペイン語の活動予定書づくりは、ラフンタで、ポールと木乃実さん、ぼくたち家族以外の唯一の外国人で、ホテルを経営しているコロンビア人のコニーが手伝ってくれた。

手伝ってくれたというか、全部やってくれたというか?1 無茶、お世話になった。

商社に勤めて3年目の頃、インドネシアに火力発電所を納めるプロジェクト事務所で一年間、研修生として過ごさせてもらった。

数ヶ月単位でインドネシアに日本からやって来る技術者の人達のビザ申請管理も大事な仕事の一つだった。インドネシア人のスタッフがやってくれていたので、ぼくはチェック作業くらいだったけど、そんなことを今、良く思い出す。

人生に無駄なことなんて一つも無い。あの時の経験が今に活きている。はず。

ということで、ビザ申請作業、無事進行中。

後はコヤイケに来る楽しみは買い物。

ラフンタで手に入らない食料を買い込む。

ってことで、帰る頃はいつも荷物がてんこ盛り。

もうすぐクリスマスってことで、クリスマスツリーを飾っている店もちらほら。これから夏に向かう爽やかな気候でツリーを観ても、なかなか実感が湧いてこない。あの、独特の「年の瀬感」が。

いやはや、あっという間に2012年もあとちょっと。

なんと、年越しには日本から仲間が来てくれそうで、いい風吹いて来た!

そして、一月五日発売予定の雑誌「ソトコト」に久しぶりに記事を書かせてもらえることに。

楽しかった。パタゴニアに来てからの想いを心を込めて書き綴った。

我ながらなかなかの出来なので、皆様、一月発売号のソトコトはお見逃し無く!



写真:お互い見慣れて距離が近づいて来た。乳絞りが出来る日も近いか?!


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