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2012-02-25

アタリマエの有難さ

久しぶりに山からラフンタ村に降りてきた。

電気がある!

パソコンを電池を気にせず使える!

蛇口をひねるだけで水が出る!

今まで当たり前だったことが、やたらと嬉しく感じた昨日。

一晩寝て、今日起きてみると、うん、これがやっぱり当たり前。

山での電気無しの生活がまた、何か遠い世界のように感じる。

ということで、この2週間ほど、家族四人、電気無しの山小屋生活。

楽しい!と一言では片付けられない。

亜衣ちゃんにとっては炊事、洗濯、子育てに追われる日々。

ぼくは薪の調達が大きな日課。

朝起きて、川の水を汲んだら山の中に薪探しに旅に。

適当なサイズの倒木を見つけると、のこぎりで気長に輪切りにして肩に担いでエンラコラ。

山小屋に戻ると、さらに小さな輪切りにして、斧で割って行く。

これから寒くなるので、それに備えようと思うと、この作業に追われる日々が続く。

森を歩きながら、倒木を切りながら、その倒木を運びながら、いろーんなことを考える。

暖をとり、食事をして、身体を洗う湯を沸かす。

この全てを薪でやる。

だから、薪はぼくらの生命線。

これがなくちゃ生活出来ない。

生きる為に薪を割る。

人間、ずーっとこうやって暮らしてきたんだ。

あたりまえのことの様で、ぼくにとっては大きな発見。

21世紀に入り、ますます便利な道具に囲まれて生きてきたけど、山に来てみると、本当に必要な道具は今も昔も変わらない。

鉈、斧、鉋。

使い方も磨ぎ方も知らなかったけど、アルゼンチンのパタゴニアに来て17年の時雄さんや、岐阜で25年前に自分でログハウスを建てた家具職人の矢崎さんに教えてもらったお陰で、なんとか使い方、磨ぎ方が分かってきた。

全て手探りの生活が暫く続くけど、気合い十分。気分は清々しい。

鳥、虫、牛、水たちが創る音以外には何も雑音が入らない生活。

まだまだこの生活をきちんと伝えるには経験足らず、言葉足らず。

うっし。ラフンタ村での電気のある生活をもうちょと楽しんでから、また山小屋目指すぞー。

あ、こちらのホームセンターのネットショップで買った60wのソーラーパネルが順調。車のバッテリーを太陽光で充電して、ノートパソコンの充電くらいは出来る様に。

太陽光が電気に変わる。

これまた当たり前のようで、実際にパソコンが充電出来た時は感動。

21世紀、人間は本当に便利な世界に生きてるんだな。


写真:山の様子は毎日違って面白い。雲海が漂う朝。

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2012-02-01

電気の無い暮らし

明日から始まる山小屋での電気無し生活。

友達に書いたメール、そのまま載せちゃおう。


「電気無しの山生活、実はこっちでは結構普通だったりするんだよね。

その感覚のギャップに最初は驚いたけど、10ヶ月経つと自分の感覚もちょっとづつ変わってきてる。

明日から実際に電気無しが日常になれば、もっとその感覚が変わって来るんだろうな。

そんな感覚の変化を楽しんでみるよ。

便利なモノに溢れるこの時代に産まれて、その中で何が必要なのかを見極めるのって、本当に難しいよね。

こちらで生活を始めてみて、日本に比べると無いものづくしの生活をしてみると、普段あるものが無い生活が快感にすら思えて来る。

ある意味、タイムマシンに乗って、数十年前の世界にきちゃった様なもの。

ここの生活には、エコなんて言葉は存在しなくて、生きる為に精一杯の手段が、たまたま今の世界の基準で言えば、環境に負荷のかからない暮らし振りだったりする。

だって未だに、これも結構普通に皆(特に冬の間は)薪で料理してるんだよ。

これって、俺みたいに実家は「ほぼオール電化」みたいな世界から来た人にとってはヨダレモノの世界だよね。

で、そんな生活をその昔欧州からはるばる渡って来た白人系の人達がやっているからまた面白い。

因みにここにはマプチという先住民の方達も居て、そこを掘り下げるとまた何かありそうで。

という感じのパタゴニア生活。」


という訳で、気負わず、無理せず、急がずに、山での生活、楽しんでみよっと。


写真:ゆっくり行こう。ということで、カメムシさん。



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