パタゴニア・夏祭り
先週末はラフンタ村のお祭りだった。
アットホームな夏祭り。
ぼくが育った鎌倉では8月10日が花火大会で、それが終わると、「あー、夏が終わりに近づいてきちゃったなーっ」て、まだまだ温かいのに、ちょっと心が寂しくなったことを思い出す。
ここ、ラフンタではこの夏祭りが、正に皆の夏気分の最高潮で、これを過ぎると夏も後半戦といった感じなんじゃないかと思う。
実際、天気のほうも、祭りが終わる日曜日までは晴れ続き。週明け月曜日からは曇り空で、今日は風も強くて、なんだか秋の気配を感じちゃうほど。
40歳になった今でも、「夏の終わりの気配」っていうのはなんだか寂しく感じるものなんだな。
ここ、ラフンタは銀行すら無い場所だから、もちろん、飲み屋やライブハウスなんてものは無いから、普段の娯楽といえば、家族で見るテレビが主流なんだと思う。
我が家の場合、テレビじゃなくて、アルゼンチンの時雄さん、時子さんや、自転車で旅しているフジくん、ゆきみちゃんにもらった日本の映画やお笑いが最近の娯楽。
そんなとてもシンプルな日常だからこそ、祭りの時間が全体的にとーーっても幸せな、特別な空気に包まれていたように感じる。
小さい時に見た「北の国から」で、富良野のお祭り風景のシーンがあって、へそ踊りをするおじさんなんかの映像がやたらに幸せな感じに見えた。
ラフンタの祭りには正にあの「北の国から」で観た、富良野の祭りと同じ空気が漂っていた。
川辺の気持ち良い会場はライブ音楽に溢れていて、手漕ぎボートの競争があって、カウボーイ達のロデオがあったり、子牛に焼き印を入れるパフォーマンスがあったり。ゆったり、ほのぼの、楽しい時間が流れた。
ポールとワインを飲みながら話をしてたら、ゴミ拾いのおじさんがやってきた。挨拶をした後、ポールが教えてくれた。
「あの人が市長なんだよ。」
びっくりした。極々自然に会場のごみ拾いをしながら、皆と楽しく談笑する市長の姿。彼はもう16年間市長をやってるそうだ。
因みにここ、ラフンタはシスネス市の一部で、市庁舎はここラフンタから140km近く離れた所にある。
ぼくら家族は普段は肉を食べない生活だけど、祭りの為に用意された羊は有難く頂いた。
いやー、美味しい。
なんだか今から楽しみになってきちゃったな。来年の夏祭り。
写真:子牛に焼き印を入れるパフォーマンス。こうやって木に子牛をくくりつけた後、大人4-5人で子牛を押さえ込んで焼き印をもものあたりに押し付ける。その瞬間、体毛が燃えるから煙があがる。超あっつそう。

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